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マジックショーは時間が長ければ良いとうものではない。

hotelshow.jpg先日、某ホテルで、医療関係の記念行事の
余興でマジックショー依頼されました。


打ち合わせの際には、余興の一コマで依頼者
からは20分くらいでマジックを
行ってほしいといわれていたのです。


記念行事の余興なので、当然ながらマジックが
メインという訳ではないのです。


私もいつもはマジックショーの時間は20分程度が
妥当であると思っていたのだが、
今回に限っては知人からの依頼であり、少々長めにして
あげたほうが、喜ばれるだろうと勝手な解釈をしてしま
いました。


さて、当日、実際に20分くらいで最高潮の瞬間を迎えたのです。


余興の一コマとはいえ、ほとんどの人がマジックを見てくれて
いたのでした。


そして大きな拍手をもらうことができました。


ここで内心では

「もう止めておいたほうがいいかとは思う」

「しかし、せっかくネタも用意していることだし、音響係にも
最後の曲をかける準備をしてもらっている」


などなどいろんなことが頭の中よぎったわけ
です。


そうこうしているうちに、勝手に口が動き
「それでは最後のマジックです」と言って
しまったのだ。


観客は、まだ食事を全て終わっているわけでは
ないのだ。


その瞬間、みな一斉に食事のほうへと視線が
戻ってしまったのでした。


数人はコチラをみているのだが、なんとなく全体が
中だるみのような空気がでてきた。


そのとき、マジックの手順を間違えてしまった。


内心では「う、まずい、ちょっと失敗したぞ」
と思ったのでした。


さいわい、観客にはバレずに済んだのですが、おぼつかない
手つきを一瞬見せてしまったのでした。


まあ一応全体的には、大きな失敗もなくソツなく終えることが
できましたが。


しかし、マジックが終了して、控え室に戻るときにはなんとなく
不満足な感情が出てきてしばらく、落ち込んでいました。


やっぱりあのとき、20分で終えといておけば、こんな
気持ちにならずに済んだのにと後悔がでてきたのでした。


もちろん全てのステージでいつも満足のいくことは
ないのですが、相手が望んでもいない時間の長い
手品を見せても、お互いに良い結果は生まれないと
思うのでした。


自分の中でも、もう少し見せたいという感情を押し
込める必要があると改めて実感したのでした。


マジックショーには特売品というのがないわけで、
時間を多くしたから観客の満足度が増すという
ことはないのである。まして、アマチュアレベルで
あるのなら、観客の関心度とウケる度合いが最高潮の
時に止めるのがベストであると実感しました。