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老人介護施設でのマジックショー。魔法は2回起こる!

こないだの日曜日はひさしぶりにマジックやっててよかったと
実感することがありました。

友人が経営する、老人介護施設に呼ばれたのです。開設1周年で
以前から、時間に都合ついたら入所者のためにマジックショーをし
てほしいとたのまれていた。

それと同時にその施設の近所には、私が前の仕事でお世話に
なっていた上司が住んでいたのだ。

その上司とは年賀状のやりとりだけで、もう10年以上も会って
いなかった。

月日が流れていたところこう思いついたのだ。

「そうだ、上司に私のマジックショーを見に来てもらおうと」

以前、私は新聞で紹介された記事を見て、その上司から電話がか
かってきた。

「すごいなー!」「いつのまにそんな新聞で紹介されるにまでなっ
たんだい」「ひさしぶりに一緒に飲もうや」

という連絡があったにもかかわらず、忙しくてそのまま会わずじ
まいだったのだ。

10年間の間に私は年間約30ステージをこなす週末マジシャンに
なってから、その姿をみたことがないのだ。

それなら電話をかけるきっかけができて、以前の約束を果たせ
ると思ったのだ。

電話をかけて
「おひさしぶりです」「実は近所でマジックショーをすることになって
ぜひ見にきてほしいのです」と会話したところ、とても喜んで都合
をつけて見に来てくれたのだ。

さてさて、会場は認知症の高齢者15人くらいとあとは職員さん達。
そして私の上司と全員で20人くらい。

いよいよショーのはじまりはじまりが、しかし
オープニングのステッキの色を一瞬でかえるカラーチェンジマジック
がきれいに決まらす、少しだけあせった。

以前なら、ちょっとでもうまくいかないところがあったら、もうどぎま
ぎ状態だったが何ごともなかったように、次のネタへ。

さて、中盤、いつものように消えるティッシュのレクチャーを行った。

認知症の高齢者とはいえ、ある程度の私の言葉は理解できたよ
うで、一緒にいつものようにティシュを使ってマジックを教えていた。

そこでこのレクチャーのセリフの中で笑いをとろうとして、

「残りのティッシュは右のポケットに入れるか、左のポケットに入れる
か、又は口の中に入れてください」
と最後に冗談を言ったつもりが、

高齢者の一人が本当に口の中で入れてしまったのには少々
驚いてしまった。

でもその人はすぐに吐き出していた。冗談もその場に応じたもの
がいいですね。本気にする人もいますから。

さて、私がレクチャーをしている最中気が付いたのは、そこに働い
ているヘルパーさん達の真剣な顔でした。

そう彼らは、いつも高齢者と接していて、何か彼らを楽しませよう
と何かできないものかといつも探しているとのことだった。

その中でマジックはとても興味のある分野らしい。ヘルパーさんた
ちの真剣な目がとても印象的でした。

マジックショーは後半から最後までは特に失敗もなく無事終了す
ることができたが、最後の最後にセリフをかんでしました。

「これでマジックショーを終わります。どうもありがちょうごしゃいまし
たーー」

ちょっとかっこ悪かったです。やっぱ気を抜いちゃいかんのー。

でも元上司からは、「本当にすごいね」とおほめのお言葉をいただいて
うれしかったです。

今回マジックをやってて本当によかったと実感したことが2つあ
りました。

一つは長い間、会うきっかけがなかった人ともマジックを通して、
お互い気持ちよく再会することができたこと。

そしてもう一つは普段あまり反応がない入所者の方でも、マジック
を見たときは「腕が動いていた」とか「目を大きく見開いていた!」

など「きっと楽しかったんでしょうね」と職員さんから聞かされて私
自身とてもうれしかったです。

マジックは目の前で魔法が起こりますが、もう一つ!心の中にも
魔法を引き起こしてくれますね。